京都府は15日、今年度からスタートする『府民公募型公共事業』の受付を開始した。府内の各広域振興局や警察署などの出先機関、郵便やファックス、府のホームページなどで9月30日まで応募を受付ける。 行政主導ではなく、府民が直接参加できる新しい形の公共事業として今年度予算に60億円の事業費を確保したもので、全国でも初めての試み。河川や道路、建物、信号機、ガードレールなど府民の暮らしに身近な安心・安全のための改善箇所を公募し、市町村も参加して工事を決定、施工していくことで、公共事業への関心と行政の説明責任を高めていくのが目的だ。 事業費の60億円は、一般土木など建設交通部で55億円(内訳は道路の新設改良など30億円、その他が25億円)、府警本部が5億円(信号機や交通安全施設)となっている。 |